熊本の街にはジャズが溢れている。といっても良いくらいに、街中の角を曲がった奥にあるラヴハウスではジャズの演奏を毎日のように聴くことができます。ぺいあのプラス、壱之倉庫は県外でも知られています。モールの中にある現代美術館では、月曜日の夜には駆け出しのピアニストなどの演奏がいつも楽しめます。
でもでもなかなかいけません。ひとりで行けない悔しさ。テーブルにひとり座ってお酒を片手にお料理を楽しんでいるだけでも、声をかけられてしずかにしていられない。
熊本にお住まいの人にはそれだけで何処か分かると思いますけど、展望のレストランで良く遅めのお昼や、早めの夕食を食べています。そんな時でもこばとは窓の外を見るように座って食べています。おやこ連れなどが来ていると、眺めていたくなることもあります。ひとりでいる時に、それが出来ないのは残念です。
- Night Lights 4:56
- Moonlight in Vermont 8:02 12:58
- Festive Minor 6:17 19:15
- Bunny 5:57 25:12
- My Funny Valentine 4:09 29:21
- Wave Vocal by Jane Duboc 4:32 33:53
- Let There Be Love Singing by Annie Ross 3:46 37:39
- Chocolate Sundae 10:11 47:50
- All The Things You Are 5:50 53:40
- Hace 20 Anos 6:27 60:07
選曲を変更しました。
ジャズのレコードも熊本でも、よく聴かれています。ジャズを聴かせるお店やレコードショップでスタッフの方とお話ししていて、接客の方が忙しくなった時にこばとがレコードを眺めていると、初対面の方から何が良いのか相談を受けることもあります。スタッフでないことはひらひらで下着の透けて見えるドレスだったりもするので分かりそうなものですけど、どういうものなのでしょうね。 レコードの裏側まで真剣に眺めているからかしら。スタッフの方に声かける以上に、楽しみがあるのかなあと感じています。時には必要以上に身体を寄せてくる男性もいらっしゃいます。
よく御存知ですね。と「一寸、良いですか」と声をかけてきた方が、わたしがいくつかレコードを紹介してあげると最後にはどなたも同じようにそう言って下さいます。聴かれていること以上のことも話しているからかも知れません。わたしの知っていることがお役に立つのならばとジャズ・ジャイアンツと題打って、何かしてみたくなりました。ジャズ・ミュージシャンを何人わたしが知っているのかの試しにも成りそうです。
まずはジェリー・マリガン。聴きやすくて交友が広いバリトンサックスの演奏家。良い音楽は耳を傾けさせることばかりでなくて、食事の席でそっと愛の会話にも邪魔にならないものであるべきなんだと思えてしまいます。