2009年10月15日木曜日

こばとの秋日記

 日を追うごとに、朝の空気は冬へと確実に歩みを勧めています。急な変わりように、昼間はまだ気がつかないでいるこばとでもこの時間には少し気持ちが焦ってしまいます。

 おはようございます。こばとは今朝は自分のiMacの前に座ったのは朝の5時になろうとしている時間でした。玄関が閉まって、カチャカチャとカギを閉じられる音。足音が遠のいて、車が発進する。
耳慣れているはずの物音も、この時間に聴くのはいつも胸に響きます。ましてや肌を温めたあとはなおのこと。少しでも早く着替えなさいと、玄関のカギは閉めてくれます。


 カギは俺が持っているんだぞ・・・と、別れ際に軽い衝突をした時にはそう釘を刺されているように感じるキーのまわる音、施錠音。いつも同じように丁寧に締められているのに、別れ際の心残りは、施錠音が耳に感じさせるものが違っている。


カギを忘れずに持っていることの確認、長年の習慣でしかないのですけど。こんな時間に玄関先で「さよなら」のあいさつを交わすのは、近所が気に掛かるのだそうです。一度ぐらいはこのからだから心だけ抜け出して、玄関のカギをポケットに直したあとの表情を観てみたいものです。
 でも、それはこばとには出来ない。娘を部屋に送って仕事に向かう父親にしてあげないといけない。




 そんなことを紙の日記に書き残していることがありました。詩や、イラストなど雑多な思いつきが書かれていたノート。飾り気のない大学ノートは、父親がわたしに残した立派な両袖の机に残っていたものでした。
 まもなく朝6時。こばとは好物のお稲荷さんで、寝起きのお腹を満たしながら今朝の音楽スタートです。

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