1時間の音楽プログラムでジャンルを分け隔て無く楽しんで頂けるのが嬉しい。それが、こばとからのお願いです。癒しのひとときお届けします。
インターネットのブログやコメント、ツイッターなどの文章の最後には”www” がついていたりするようになりました。これは若い人が良く使っているもので、それが意味するところは「What a Wonderful World」の略で「人生賛歌」を暗示しているものらしいです。ものに恵まれた時代に育った若者らしいことで、その若者の間では、アームストロングが入口となってジャズが人気となっているようです。女子ジャズと言って今、ブームですがルイ・アームストロングが「What a Wonderful World」に込めた思いを考えると共に、若者の風潮を真似して間違った使い方をして悦に入っていないか心がけましょう。アームストロングの名前から、アポロ宇宙船を連想した人は特に注意が必要です。
ちなみに「w」ひとつには上機嫌を表すと共に、浮ついた気持ちの時に使います。やんわりとした気持ちを伝えるつもりが、いやみに受け取られているかも知れませんよ。
Weather Bird / Louis Armstrong (tp solo) acc. by Earl Hines (p)
Columbia 36375
rec. Chicago, December 5, 1928
レッド・ラベル、金文字印刷。
風見鶏の事を、ウェザーバードと言うかどうか分からないけれども「お天気鳥」の方が良いかなと思いました。意味は転じて、降るか晴れるかでさえずり方の違う気分屋の事なんだろうなと思います。調子がいいとおしゃべりで、外向きになっていると自己診断して色んな人に話しかけてみる。でも所詮話題の浅いお話しはかえって己を追い詰める事になって、それを逃れる為に目して内にこもってしまう。陽気な曲だけど、そんな感じに聞こえます。
ラベル: 1928, JAZZ, kobatoradio, SP, 米COLUMBIA