1時間の音楽プログラムでジャンルを分け隔て無く楽しんで頂けるのが嬉しい。それが、こばとからのお願いです。癒しのひとときお届けします。
ポエティック・・・その表現がどうしたものかは、わたしが抱いているものとネイティヴでは異なることでしょう。わたしの書く言葉はポエティックで他とは違うと、欧米のネット越しに興味を持ってフレンドにして欲しいとメッセージを頂くことが度々。ストレートにフレンドになるのとは、一応仁義を通しておいた方が無難かなといった感じかも知れません。歌っているような音楽を感じる文体だから、筆名を変えて書いていてもすぐに分かるとも言われるけれども聞いている音楽に影響されて文章が出来ていくようです。
試聴できます → Karafina - Red Moon
先の読めない旋律。とりとめない言葉。日本語だけれどもストンと落ちてこない。しゃべり言葉でもなく、てにをはに叶った文章に照らせばおそらく引っかかるところは皆無。
三人の女声から成る Karafina は、おニャン子クラブに始まるジャパニーズ・ポップスのプロジェクトとして結成されています。固定のメンバーを置かないという事で、声質を元に録音の度に編成されているのでしょう。アルバム全体としての違いは聴き取れませんでした。但し、アルバム終盤の2曲はヴォイス自体が崩れを感じる箇所がありますね。上下する音程は不安定になることなく、きちんと揃って追えているところは聴き所です。中に岩崎宏美さんに声質の似た女声があるようですから、しっかりした軸になっているのだと思います。
おニャン子クラブの個々の個性的な出来とは違って、良く整理された演奏に仕上げられています。いずれにせよデジタルを使いこなせている所以でしょう。聴いていて推測できるように、リリースはソニー・エンタープライズ。耳のこりするところは無く聴き終えてすぐに、静寂と安堵感に包まれて幸福感を感じます。
2010年3月17日発売。楽曲優先で楽しまれているCDのようで、Amazonのレビューからは歌っているメンバーに関して関心が持たれていない残念な受け取られ方をされているようです。