養老孟司氏の言葉のように『すでにやってしまった以上は、その結果が良い方に向かう様に後の人生を動かすしかない。』
NHK-FMの《バイロイト音楽祭2011》4日目は舞台神聖祭典劇《パルジファル》。結婚し損ねた白鳥の騎士《ローエングリン》のお父さん、《パルジファル》も子供の時に飛んだドジをしでかしている。でも、ローエングリンが『聖杯グラールの物語』で朗々と父を賛美し、ここぞとばかり自分の出自を誇示して自分を馬の骨呼ばわりした民衆にいひゅ返しをしている。
Bayreuther Festspiele 2011: Parsifal « rossignol via
rossignols.wordpress.com
熊本の師走。昨日の水曜日は終日薄曇りで、そのまま天気はくだり始めるのかな。と、気にかけていましたけれども木曜日、1日良いお天気でした。
現代っ子でも家の中に居るのが、我慢できなかったのでしょう。近所の子供たちで、賑やかに遊んでいました。学年は違うのに一緒に遊んでいる姿は、観ていて気持ちの良い物です。スクールゾーンであり、平日の日中は車はほとんど通らないところだというのも走り回るのに良い空間です。
田舎の子供たちだなぁ、と実感するのは遠くから訪れている親戚の人が『子供たち、声が太かなぁ』って言われた時です。ふぅむ、街で育った人って、ぼそぼそした話し方だから、なるほどなぁ、と思います。
つい、ぼそぼそした営業セールスには活を入れたくなります。
さて、NHK-FMの《バイロイト音楽祭2011》は舞台神聖祭典劇《パルジファル》。昨日、放送された《ローエングリン》のお父さんの出世物語。聖なる生き物の殺生をしてはいけない朝に白鳥を射落としてしまいます。少年は射易いほどに白鳥が飛んでいたので、殺したのだという。禁じられていたとは知らなかったのです。
彼は、病に苦しんでいる国王の存在を知り、国王の傷の原因である魔法使いを倒す。そうして栄光を讃えられ、聖杯の守護騎士と成長するのです。白鳥の騎士ローエングリンの物語はその後日談となります。
バイロイト祝祭劇場は、ワーグナーは《指環》4部作をここで初演させたかったのですが、スポンサーを得るために《ワルキューレ》など一部は、バイエルンなどでやむなく初演をしてしまったので祝祭劇場で唯一初演されたのは《パルジファル》に尽きます。
その為、バイロイト祝祭劇場で上演される《パルジファル》は演出効果抜群。音響効果も抜群。終幕では巨大な鐘楼の中にいるようで、立会人に聴衆、聞き手が一緒に取り込まれます。
まさに《パルジファル》のために、最適化された劇場空間。
そしてワーグナーは、ここ以外での上演を禁じました。そうしてもうひとつ、第1幕が終わったあとで拍手することも禁じました。しかし、まぁ、最近では思わず拍手されることが少なくありませんね。その約束を知らないでラジオ放送を聴くと、ぱらぱらっと拍手が起こったところで、『しーっ』と制止する声が聞こえる。この辺、今年はどうかな。と言うのも楽しみの1つです。
木曜日だけど、特別な雰囲気の29日でした。交通機関は土曜日ダイア。散歩がてら銀行を覗いて、営業日を確認。30日までは大丈夫そうです。
今日は、売り出しの砂糖一袋。
昨日の夕方、注連飾り売りを手伝っていた子供たちが片付けているところに出会ったので、「明日来るよ」と約束したので注連飾りを買って帰りました。
巨大寺院で儀式の立会人になっているような錯覚、響きに包まれる via amadeusclassics.otemo-yan.net
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