1時間の音楽プログラムでジャンルを分け隔て無く楽しんで頂けるのが嬉しい。それが、こばとからのお願いです。癒しのひとときお届けします。
明治43年(1910年)5月19日、ハレー彗星の太陽面通過を世界でただ一人、観測したことから、野の天文学者として知られる前原寅彦。自ら時計商をしながら、独自の天体研究を冷害・飢饉に向け、失明後も済民の志を持って生涯観測し続けました。
熊本でも大騒ぎとなったり、便乗商売が横行したという話しを聞いたことがあります。ハレー彗星の大きなシッポが地球にかかるので空気がその間無くなるとか、洗面器に顔をつけてどれだけ我慢できるかなどといった訓練もあったと言います。世界中同様だったのでしょうか、パニックの最中に顔を上げて観測したから前原寅彦が唯一の観測者となったのかしら。
男声ソプラノと日本語表記すると、女声ソプラノを女性ソプラノと誤変換されていることもあるのでソプラニスタとか言う言葉がいつの間にか出来ていたように思います。前からあった言葉ではなかったと思うけど、どうでしょう?
さて、本当の男声ソプラノは現在3人しか居ないという事です。フランス太陽王の時代の宮廷音楽事情を描いた映画「カストラート」で、去勢した男性のソプラノのことが一般的にも受け入れやすいようになりました。バロック音楽の時代ですから、遠い昔の存在に思えるかも知れません。でも、教会では女声は音楽を奏でることが出来ませんから近年まで居ました。SPレコードもマイクを使わない機械録音の頃の Alessandro Moreschi の吹き込みが残っています。Alessandro Moreschi はヴァチカン聖歌隊の一員。「アヴェ・マリア」はそうした1曲で、1904年の音源です。
クリスマス・アルバムは数々あれど…と、使い古された言葉を借りてでもカーペンターズの2枚のクリスマス・アルバムはもみの木のとっぺん先に輝く金の星です。その2枚は1978年発売の「 Christmas Portrait 」と1984年発売の「 An Old-Fashioned Christmas 」。2枚からピックアップされた一枚物や、2枚のレコードのジャケットデザインが混同されていたりするようです。カレンとリチャードのツーショットポートレイトは同じもののようだし、イラストの組み合わせだから間違いやすそう。また、曲順もCD化の時に入れ替えられている箇所があります。
言葉に言い尽くせない喜びがある…と、カレンが言っていたというクリスマスのスタンダードを歌うことの意味。クリスマス・ソングを録音したアルバムを色々と聴いていると、特に感動を感じさせてくれる歌手の歌声に共通しているものに思えます。カーペンターズの2枚のクリスマス・アルバムを比較して、カレンの死後に発売された「 An Old-Fashioned Christmas 」の方がわたしは好き。カーペンターズ・マジックと言われたリチャードのアレンジと多重録音の巧みさは驚きですが、わたしには鼻につく部分でもあり必携のクリスマス・アルバムではあるけれども評価は、正直なところは10段評価だと、★★★★★★★★★☆。但し面白いことにその印象はCD化された音に感じるもので、アナログレコードで聴くと5段評価の、★★★★★。
この違いはアナログレコードで聴いて確かめて欲しいところです。
TRACKLIST
Christmas Portrait
An Old-Fashioned Christmas
ジャーン!!と、ビートルズでクリスマススペシャルを作ってみました。ビートルズのクリスマスソングと言えば、ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」、ポール・マッカートニーの「ワンダフル・クリスマスタイム」に、ジョージ・ハリスンの「ディン・ドン」を加えるくらいが公式曲になるのでしょうけれども、毎年ファンクラブに製作されたメッセージ・レコードがありました。毎年の出来具合は程度の差があるけれども、その一年の締めくくりとしてリリースされたヒット曲を思い起こしながら聴くと面白いです。
クリスマスのメッセージレコードですから、音楽の方は二の次ですしミキシングもとってもラフで、その上音質がカセット並みに聞こえるのはスタジオ用のテープレコーダーではなくてジョン・レノンのホーム・テープのような家庭用の低スピードの録音機で製作されたのでしょうかね?
将来、こうした音源もリマスタリングされると楽しいですね。
でも・バージョンを一緒にランダムにつないで作ったプログラムは60分のセットです。曲について詳細を知りたいという場合はコメント下さい。まずは楽しんで下さい。 [TotalTime 1:00:01]
ホーホーホーと、サンタクロースは空飛ぶソリでやってくる。
ホーホーホーというサンタクロースの呼びかけに、Yahooを連想してしまうのはわたしだけなのかな?
北極にオーロラが現れる時には、同じオーロラが南極でも見られるそうです。オーロラは地球の両軸に発生する磁力の作用だから同時に同じものが現れるそうです。
サンタクロースの家は北極にあると子供の頃聴きました。南極にも同じくあるかも知れない。
雪の国にも、常夏の国でも12月24日の深夜にはやってくるからきっとどちらにもサンタクロースの家があるに違いない。
小学校の高学年になった時か中学の頃か、ビキニスタイルの若い人たちと混じって写っている赤い服を着たサンタクロースの写真を観てそう思いました。
シャンシャンシャンと鈴の音色は同じでも、世界各地それぞれでクリスマス音楽のリズムは色々有って面白い。
プログラムは60分のセットです。曲について詳細を知りたいという場合はコメント下さい。まずは楽しんで下さい。 [TotalTime 59:44]
イラスト:via pour15minutesdamour.blogspot.com
ザルツブルクの北にある町、オーベルンドルフ ( Oberstdorf )。1818年のクリスマス前夜、この場所で「きよしこの夜」は生まれた。教会の司祭モールは親友グルーバーと皆で歌えるクリスマス曲を考えていた。夜が更けグルーバーがギターを鳴らすとモールはそれに歌詞をつけて歌った。翌日完成した曲を子どもたちと歌い、「きよしこの夜」が誕生したのである。
ドイツ語歌唱による「 Silent Night 」です。録音は1908年。シリンダー録音の音源です。
写真:Oberstdorf via panoramio.com
メリー・クリスマス。こばとらじおのクリスマス特別企画です。23,24,25日かけて、クリスマスチューンにどっぷり楽しみたいと思います。スタンダードから珍しい録音盤まで今年も色々なクリスマス・アルバムが集まりました。毎年十数枚が増えていくので、随分と聴かないで終わってしまうクリスマス名曲もたくさん出てきました。とっても良いのに忘れられた名曲たちには、前もってごめんなさいと謝っておきます。
Track List
Total Time 1:00:00